Curl RTE とは

Curl RTE はCurl言語で開発された次世代のリッチクライアントウェブアプリケーションを実行する為のプラットフォームです。Curl RTEはインターネットブラウザーにデスクトップ並のパフォーマンスやレスポンスをもたらします。Curl RTEの心臓部は標準ライブラリーとCurlプラットフォームのAPIで構成されています。その結果、より少ないダウンロードサイズによる実行、高度なプログラミング機能、広範囲にわたる接続性、セキュアな環境そしてこれまでのウェブアプリケーションでは見られなかったパフォーマンスやインタラクティブ性などが実現できます。

Curl RTE の概要

高速で安定した実行環境

Curl RTE はCurl言語で記述されたアプリケーションを実行する為のプラットフォームを提供しています。Curl RTEはJIT(Just In Time)コンパイラーを搭載しているため、その場でネイティブコードを実行することができます。更にメモリーリソースが最適に利用されることを保証するガーベッジコレクションシステムがあります。また同時にCurl RTEはクライアントのマシンを保護する為の強固なセキュリティーモデルを実施しています。セキュリティーやコンパチビリティーの問題で悩まされること無く、ハイパフォーマンスで軽量で且つ安定した実行環境を提供しているテクノロジーはCurl以外に存在しないでしょう。

Curl マルチメディアエンジン

Curl RTEのコア機能の1つとして挙げられるのがマルチメディアエンジンです。実際に3Dグラフィックやアニメーションなどのマルチメディア機能を有する他のインターネット技術は既に存在しております。しかし、お客様が満足いただけるレベルのインタラクティブエクスペリエンスを提供する為には、開発者は複数の異なる既存のプラットフォームをインテグレーションしなければなりません。これら既存テクノロジーではプラットフォームのインターオペラビリティーに制限があり、また予期せぬ状況を引き起こしています。Surge マルチメディアの高度な機能によりテキスト記述、2Dや3Dグラフィック、アニメーションやオーディオ機能を1つの統一されたプラットフォーム上でこれまで前例のないほど容易にインテグレーションが可能となります。更にクライアント上で実行される為、最小限必要なダウンロードで優れたパフォーマンスを発揮します。

Curl GUI System

極めて優れたウェブアプリケーションを作成する為には、アプリケーションのレイアウトとデータは動的でなければならなく、またユーザーからのアクションに対して迅速なレスポンスが必要となります。動的にインターフェイスを呼び出し、生成することができなくては、ウェブアプリケーションの機能は過去の静的なウェブページ同様に制限されてしまいます。
Surge GUIシステムを使うことで、開発者はCurlプラットフォームが持つ強力な機能を呼び出すことができ、アプリケーションにインタラクティブなユーザーインターフェイスを作成することが可能となります。これらの機能には標準のウィンドウやレイアウトツールや基本フォーム(テキストインプット、ラジオボタンやドロップダウンリストなど)機能だけでなく、より先進的なインタラクティブ機能も含んでいます。GUIシステムは初級プログラマーにとってオブジェクト指向プログラミングの知識を必要とせず、簡単にパワフルなインターフェイスの設計でき、また上級プログラマーにとってはカール言語の最も優れた機能であるオブジェクト指向の概念を使うことにより設計が可能になります 。

Curl コネクティビティー

Curl RTEを使うことで、開発者は既存のサーバーサイド技術とシームレスなインターオペラビリティーの接続が可能な次世代のウェブアプリケーションの作成ができます。Curlプラットフォームで作成される全てのアプリケーションはHTTPもしくはHTTPSを標準のプロトコルとして使用しています。更に、これらのアプリケーションはソースファイルとして直接クライアントに送られ、その場で実行されます。これによりソースコードはサーバー上で動的に生成され、その場でネイティブコードが実行されます。
Curl RTEはXMLパーサーを搭載しているので、XML形式のデータファイルを直接解釈することが可能です。また、ほとんど全てのバックエンドシステムのフロントエンドはCurl言語で構築が可能であり、仮にバックエンドシステムのインフラを変更したとしても、Curl言語で構築すればフロントエンドは一切変更する必要がありません。また、Curl RTEはSOAPプロトコルをサポートしているので、開発者はクライアントのウェブブラウザーをWebサービスを利用したな環境に変えることができます。

Curl セキュリティー

インターネットの利用が爆発的に普及して以来、内外のネットワークセキュリティーへの不安は日ごとに増しています。HTMLファイルとしてコンテンツを送る単純なthin clientsモデルの場合は、ユーザーからセキュリティーの心配を防ぎます。なぜならウェブブラウザーは極めて制限されたシステムデータやリソースへのアクセスのみ必要とするからです。クライアント側に高度なアプリケーションレベルの機能を持たせる為には、実行環境はより高い水準でこれらのリソースへのアクセスの権限を必要とします。この問題を解決する為に、Curl RTEは標準”サンドボックス”モデルの進化したバージョンを採用しています。これは特権のシステムに基づいてエンドユーザーのシステムへのアプリケーションのアクセスを制限します。また最大限のセキュリティーレベルを提供する為に、デフォルト時はCurl言語で作成された全てのアプリケーションに対して特権は与えておりません。よってエンドユーザーはセキュアな環境の中でアプリケーションを実行する為のセキュリティーの知識は一切必要なく、管理者はより高い水準でのアクセス権限を許すSurge セキュリティー機能を利用することができます。これによりエンドユーザー側でなくシステム管理者側でネットワークセキュリティーを規制することができます。

Curl実行環境(Curl RTE)は、以下のサイトからダウンロードが可能です。
http://curlap.com/download/rte/

Curl RTE 動作環境

CPU : Pentium 166 MHz以上
メモリ: 32MB以上
HD容量: 19MB (但し、DirectXは、除く)
OS: Windows版: Windows XP、7、8.1、10
Linux版: カーネル バージョン 2.4 以降
SuSE 8.2
RedHat 9.0
ブラウザ: Windows版: Microsoft Internet Explorer(IE) 5.X以降
Netscape 4.7x および 7.0x
Linux版: Mozilla 1.5以上
※注意 Windows版をご利用の際には、実際にブラウザとして利用していない場合でも、
必ずMicrosoft Internetr Explorerの5.0以上をインストールしてください。

Curl実行ライセンス

お客様がCurlで作成したアプリケーションを実際に使用する場合に必要となるライセンスキーファイルで、使用するWEBサーバー上に配置します。

Curl実行ライセンス価格に関する、詳細は以下をご参照ください。
http://curlap.com/products/price.html
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※Curl、CurlロゴはSCSK株式会社の登録商標または商標です。